試合に出るようになってきた
趣味のテニスがガチになってきた
ガット張替のタイミングでテニスができなくて困る
こんな症状になっているあなた
「同じラケット、もう1本買っておこうかな」
正しい判断です。
でも.....
ちょっと待って。
“同じラケット”は、本当に同じだろうか?

スペックは「平均値」にすぎない
ラケットに表記されているスペック
- 重量 300g
- バランス 320mm
- スイングウェイト ○○
- フレックス ○○
これ、全部「平均値」
実際は、製造誤差がある。
たとえば300g表記でも、±7g程度の個体差は普通にある。
つまり、
- 293gの個体
- 307gの個体
が存在するということ。
これ、軽くみてはいけない。
個体差の“上下端”を引くとどうなるか
今使っている1本目が
- 実測293g(軽め)
だったとする。
そして2本目が
- 実測307g(重め)
だったら?
14g差。
もはや別物
重量だけで比較するなら、300gのラケットを選ぶのと、ライトスペックの285gを選ぶのと同じくらいの差になっているのだ。
こうなると、振り抜き、打感、ボールの伸び、全部変わってくる。
「なんか今日は重い」
「こっちは飛びすぎる」
その違和感の正体は、あなたの技術のせいや、今日の調子ではない可能性が高い。
バランスのズレはもっと怖い
重量よりも怖いのがバランス。
例えば
- 315mm(やや手元寄り)
- 325mm(ややトップ寄り)
この10mm差。
数字で見ると小さいが、振ったときの感覚はまるで別物になる。
トップヘビーに振れると、急に振り遅れたり、ボレーで取り回しが重く感じる。
「急に下手になった?」
答えは、No
ラケットが変わっただけ。
どうすればいいのか?
もう1本買おうと決意したあなたに、
現実的な方法を紹介する。
①計測機が置いているショップを探す
・重量
・バランス
・スイングウェイト
これらを測れる専門の機械があるショップを探す。
WEBサイトを見れば掲載していることもあるし、わからなければ電話で問い合わせればいい。
小規模なテニス専門店
【メリット】
親身になってくれる知識のある店員が多い
【デメリット】
在庫が多くないため、今のスペックに近いラケットがすぐに見つかる可能性は低め。気長に待てるならOK
大手スポーツ用品店
【メリット】
全国の在庫から探してもらえるケースが多いので、近いスペックのラケットが見つかりやすい
【デメリット】
知識豊富な店員や親身に探してくれる店員に当たるかは運
②今のラケットを測る
まずは、①で狙いを定めた店舗に行き、今のラケットを計測してもらおう
「同じモデルを買う」のではなく
「今使っているこの1本」に近い個体を探すために。
2本目選びは、ガットを張る前の状態で比較することになる。
だから、今のラケットのガットを張り替えるタイミングで持ち込むと良い。
きっと、そのショップでガットの張り替えもお願いすれば、嫌な顔はされないはずだ。
そして「もう1本欲しくて、できるだけこのラケットに近い個体を探しています」
そう素直に伝える。遠慮する必要はない。
真剣なプレーヤーほど、みんなやっている。
でも、心得ていてほしい。
全くの同スペックというのは、ほぼ100%で見つからない。
スタッフが提示してくるスペックを見て
どこまで妥協できるか?という判断になってくるはずだ。
③2本目のラケットを選ぶ
判断基準に迷ったら、AかBかを目安にするといい
A:今のラケットが気に入っている場合
→測ってもらったスペックより少し軽めのスペックを選ぶ
→2本目を鉛でチューニング
B:少し物足りない、もうちょっと重くてもいけそうな場合
→測ってもらったスペックより若干重めのスペックを選ぶ
→2本目のラケットの方が使いやすい
→1本目のラケットを鉛でチューニング
という流れだ
ただし、Bは「2本目のほうは、やっぱり重かったかも」と後悔するリスクもある。
軽いラケットに重さを足すのは簡単だが、重いラケットを軽くはできない。
④2本目をそのまま使ってみる
さぁ、新しいラケットを手にしたら、いざテニスコートへ。
違和感を感じないなら、万々歳だ。
何回か使って、なんか違うな...と感じたなら、その感覚を大事にした方がいい。
微調整のチューニングというステップへ。
※チューニング方法は別の機会に
まとめ
「同じモデル=同じ性能」ではない。
スペックは平均値。
あなたの手にある1本は、その中の“たった1本の個体”。
もし
・試合で使う
・感覚を大事にしている
・最近やっとしっくりきている
なら尚更だ。
2本目は慎重に選んでほしい
“保険”で手に入れたはずのラケットが“違和感の原因”にならないように。




