おばテニらぼ

40代からの、無理しないテニス研究

「同じラケットをもう1本買う」と決めた時に必ず読んで

試合に出るようになってきた
趣味のテニスがガチになってきた
ガット張替のタイミングでテニスができなくて困る

 

こんな症状になっているあなた

「同じラケット、もう1本買っておこうかな」

正しい判断です。

でも.....

ちょっと待って。

“同じラケット”は、本当に同じだろうか?

 

スペックは「平均値」にすぎない

ラケットに表記されているスペック

  • 重量 300g
  • バランス 320mm
  • スイングウェイト ○○
  • フレックス ○○

これ、全部「平均値」

実際は、製造誤差がある。

たとえば300g表記でも、±7g程度の個体差は普通にある。

つまり、

  • 293gの個体
  • 307gの個体

が存在するということ。
これ、軽くみてはいけない。

 

個体差の“上下端”を引くとどうなるか

今使っている1本目が

  • 実測293g(軽め)
    だったとする。

そして2本目が

  • 実測307g(重め)
    だったら?

14g差。


もはや別物

 

重量だけで比較するなら、300gのラケットを選ぶのと、ライトスペックの285gを選ぶのと同じくらいの差になっているのだ。

こうなると、振り抜き、打感、ボールの伸び、全部変わってくる。

「なんか今日は重い」
「こっちは飛びすぎる」

その違和感の正体は、あなたの技術のせいや、今日の調子ではない可能性が高い。

 

バランスのズレはもっと怖い

重量よりも怖いのがバランス。

例えば

  • 315mm(やや手元寄り)
  • 325mm(ややトップ寄り)

この10mm差。

数字で見ると小さいが、振ったときの感覚はまるで別物になる。

トップヘビーに振れると、急に振り遅れたり、ボレーで取り回しが重く感じる。

「急に下手になった?」

答えは、No
ラケットが変わっただけ。

 

どうすればいいのか?

もう1本買おうと決意したあなたに、
現実的な方法を紹介する。

①計測機が置いているショップを探す

・重量
・バランス
・スイングウェイト

これらを測れる専門の機械があるショップを探す。
WEBサイトを見れば掲載していることもあるし、わからなければ電話で問い合わせればいい。

小規模なテニス専門店
【メリット】
親身になってくれる知識のある店員が多い
【デメリット】
在庫が多くないため、今のスペックに近いラケットがすぐに見つかる可能性は低め。気長に待てるならOK


大手スポーツ用品店
【メリット】
全国の在庫から探してもらえるケースが多いので、近いスペックのラケットが見つかりやすい
【デメリット】
知識豊富な店員や親身に探してくれる店員に当たるかは運

②今のラケットを測る

まずは、①で狙いを定めた店舗に行き、今のラケットを計測してもらおう

「同じモデルを買う」のではなく
「今使っているこの1本」に近い個体を探すために。

 

2本目選びは、ガットを張る前の状態で比較することになる。
だから、今のラケットのガットを張り替えるタイミングで持ち込むと良い。

きっと、そのショップでガットの張り替えもお願いすれば、嫌な顔はされないはずだ。

そして「もう1本欲しくて、できるだけこのラケットに近い個体を探しています」

そう素直に伝える。遠慮する必要はない。
真剣なプレーヤーほど、みんなやっている。

 

でも、心得ていてほしい。
全くの同スペックというのは、ほぼ100%で見つからない。

 

スタッフが提示してくるスペックを見て

どこまで妥協できるか?という判断になってくるはずだ。

 

③2本目のラケットを選ぶ

判断基準に迷ったら、AかBかを目安にするといい

A:今のラケットが気に入っている場合
 →測ってもらったスペックより少し軽めのスペックを選ぶ
  →2本目を鉛でチューニング

B:少し物足りない、もうちょっと重くてもいけそうな場合
 →測ってもらったスペックより若干重めのスペックを選ぶ
  →2本目のラケットの方が使いやすい
   →1本目のラケットを鉛でチューニング

という流れだ

ただし、Bは「2本目のほうは、やっぱり重かったかも」と後悔するリスクもある。
軽いラケットに重さを足すのは簡単だが、重いラケットを軽くはできない。

 

④2本目をそのまま使ってみる

さぁ、新しいラケットを手にしたら、いざテニスコートへ。
違和感を感じないなら、万々歳だ。

何回か使って、なんか違うな...と感じたなら、その感覚を大事にした方がいい。
微調整のチューニングというステップへ。

※チューニング方法は別の機会に

 

まとめ

「同じモデル=同じ性能」ではない。

スペックは平均値。
あなたの手にある1本は、その中の“たった1本の個体”。

もし

・試合で使う
・感覚を大事にしている
・最近やっとしっくりきている

なら尚更だ。

2本目は慎重に選んでほしい

保険”で手に入れたはずのラケットが違和感の原因にならないように。